GPAとは大学の成績評価指標であり、0~4の値をとります。GPA 4.0とは最高評価であり並の努力では到底獲得することはできない値ですが、実現不可能ではありません。

今回はGPA 4.0の獲得がどれほど困難であるか、どうすればGPA 4.0に到達できるのかを課題代行業者Yattokuのプロスタッフが解説していきます。

GPAとは?具体的な算出方法は?

GPAとは成績評価指標のひとつであり、ほとんどの大学で採用されている方式です。

大学では科目を履修し、所定の成績を収めることで「不可・可・良・優・秀」や「D・C・B・A・S」のように五段階で評価されます。この評価に重みをつけて平均したものがGPAです。

具体的な計算式は、

GPAの計算方法

(各科目の単位数×評価別重み)/(履修登録した科目の全単位数)

となり、評価別重みとは「不可:0」「可:1」「良:2」「「優:3」「秀:4」であり、卒業要件に含まれないもしくは単位を落とした科目も全て含まれます。

例えば、

単位数評価
心理学2
行動心理学2
臨床心理学2
経済学概論2
経済学実践2不可
心と健康1
心と生長1
GPA1.833333

上の表のような科目、単位数、評価の場合、GPAは約1.83となります。

GPA 4.0をとるのはどれほど難しい?

GPA 4.0の獲得が困難な背景には、真っ当な努力をしても到達しない可能性がある点です。

GPA 4.0獲得のプロセスとして、履修登録した全科目で「秀」や「S」をとる必要があり、一つでも「優」や「A」以下があればGPA 4.0とはなりません。ここが努力をしても到達できない可能性がある要因となります。

科目の評価である「秀」や「S」は高成績を収めれば全員が貰えるものではありません。「秀」や「S」を獲得するためには授業評価で90点以上を取った上で履修者の上位10%程度に入らなければなりません。

そのため、相応の努力をして90点以上であったとしても、上位層に入らなければ「優」や「A」止まりとなってしまいます。故にGPA 4.0は努力だけでは到達し得ない領域なのです。

また、単純に「秀」や「S」を獲得する難易度も相当に高く、大学の授業は座学だけに限らず実習や実験など様々な形式や授業態度なども評価に加味されることもあり、ただ頭がいいだけでは「秀」や「S」を取れないことも往々にしてあります

授業難易度も教授によって大きく変わります。癖の強い教授の科目の場合、意味が分からないほど難しい期末試験を課されたり、一科目にも関わらず参考文献5つ以上を要するレポートを課されるなどそもそも授業難易度が高すぎることもあります。

まとめると、GPA4を獲得するためには、

  • 履修登録した全科目で「秀」や「S」をとる必要がある
  • 「秀」や「S」は授業評価で90点以上かつ上位10%程度に入る必要があり、全員がとれるわけではない

GPA 4.0 の恩恵は?就活や大学院進学にどれほど役に立つ?

GPA 4.0は誰でもどころかほとんどの人がとれるものではありません。しかし、GPA 4.0を獲得することにより相応な恩恵があれば目指す意義も出てくると思います。

ところで、GPA 4.0を獲得することで得られる恩恵はないです。正確に言えば、GPA 4.0 でなくてもGPA 3.5程度あればGPAによる恩恵を享受できます。GPA 3.0 程度でも十分かもしれません。

GPAが高いと授業料免除や給付型奨学金、授業料返還、大学院進学にとって非常に有利に働きます。GPA 4.0 であれば必ずこれらの恩恵をうけることが可能となりますが、就活にはそれほど影響しません。就活のアピールポイントとして、GPAが4.0だったことを主張すればインパクトは強いかもしませんが、内定が勝ち取れるとは限りません。

GPA 4.0 特有の恩恵はなく、ただGPAが高いことによる恩恵のみ得られます。捉えようによっては十分すぎる効果ですが、GPA 4.0 を取る労力とその効果が釣り合っていないのです。

GPA 4.0 を目指すべき?

 GPA 4.0 は目指すべきではありません。勿論、GPA 4.0 を目指すことが悪いということはなく、目指したいのならば目指すべきです。

しかし、GPA 4.0 の獲得はとてつもなく困難であり、費用対効果も望めません。GPAによる評価は絶対評価ではなく相対評価なので、人と比べて高い低いの対比や授業料免除や給付型奨学金を受けるための下限はあってもGPA 4.0 だから特別な待遇があるわけではありません。

GPA 4.0 を目指すために費やす時間を別のことに用いた方がよほど有意義だと思います。

GPA はいくつくらいならいいの?

GPA4を目指す必要がないのはこれまでの説明でおわかりいただけたと思います。

それではGPAは一体いくつあれば十分なのでしょうか。

GPA 2.3~2.7

GPA 2.3~2.7 は学生全体の平均値と言われており、学生生活や就活などにおいて支障なく過ごせる範囲だと思います。

授業料免除の学力面での申請要件は満たしていますし、就活においては全面には出せずとも学業を疎かにはしなかった程度の印象はあります

一方で、大学院進学や給付型奨学金、授業料返還には足りないのであくまで平均です。

>> GPA2.5はどれくらい?就職や留学、MBAに十分な数値なのか考察

GPA 3.0 以上

GPA 3.0 以上は学生全体の中でも優秀な部類に入り、学生生活において人よりも優遇されます。

授業料免除や給付型奨学金、授業料返還は優れた成績を収めた枠として申請が可能となりますし、大学院進学の際にGPA 枠として自由に研究室を選ぶことができます

就活においても学業に力を入れたとアピールできますし、成績を重視する企業であればさらなるアピールポイントとなります。

一方で、GPA 3.0 以上でも優劣はあるためGPA 3.0 以上だからといって油断はできません。可能ならば GPA 3.5 程度まで持っておくと安心できます。GPA 4.0 は優秀の中でも優秀という位置づけになりますが、現実的ではありません。

詳しくはこちらの記事に書いてありますので興味のある方はご覧ください↓

>> GPA3.0以上の割合は?どれくらいすごい?就活では評価されないのか?

>> GPA3.5以上の割合は?どれくらいすごい?就活や院進で無双できるのか

GPA 2.0以下

GPA 2.0以下は平均値以下ですので危険信号です。かろうじて卒業はできると思いますが、給付型奨学金や授業料返還は申請要件を満たさず、授業料免除ですら怪しいラインです。

就活において学業面をアピールすることはできませんし、学業面の不振を指摘された場合言い訳が苦しくなってしまいます。

下の記事に書いてあるようにGPA 1.0 以下ともなると卒業はかなり厳しいと思います。

>> GPA1.0がどれくらいマズイ状況か解説します

GPA を簡単に上げる方法

GPA は様々な恩恵を受けるための判断材料であると同時に卒業可能性を間接的に評価できる指標です。

GPA は高ければ高いほどいいですが、どうしてもGPAを上げることができずに困っている人もいると思います。原因は、授業内容が分からなくなったり、アルバイトなどで時間が取れなかったり、病欠などで授業に出れなくなったりあたりだと思います。

GPAを簡単に上げる方法として、課題代行サービスの利用をお勧めします。代行サービスを利用すれば短期間で平均以上のレポートを作成してくれます。

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