文系学部の中でも最高峰と名高い法学部。弁護士や裁判官、公認会計士や一流企業就職者を多く輩出する一方で、卒業までには法学部生だけが直面する困難もたくさん…。そんな数々の大変さを乗り越えて、法学部出身者として理想の将来を追及できるように、法学部ならではの問題と筆者目線の解決策を紹介していきます!
法学部が地獄のように辛い3つの理由
早速、この記事の本題である「法学部が辛い理由」からお伝えしていこうと思います。
地獄その1. 荷物が多い
法学部が辛い理由として最初に挙げられるのは、荷物が多いという点です。法学部生はたくさんの参考書や六法全書や判例集を持ち運ぶため、通学用のカバンはパンパンに大きくなりがちです。
家に置いて登校したいところですが、残念ながらどれも法学部生には必須です。定期試験にも必要です。一般的にポケット六法や判例六法(有斐閣)を持っている人が多いと思います。この二つの辞書を合わせると厚さ10センチにもなるため、二冊の辞書の持ち運びが法学部生のぶつかる最初の難関かもしれません。
地獄その2. 授業日数が多い
法学部が辛い理由として次に挙げられるのが「授業日数が多い」という点です。
法学部への進学を考えている方・学部1、2年の方は、こんなうわさを聞いたことありませんか?
「法学部は卒業論文を書かなくても良いみたいだよ」「法学部は司法試験の勉強だけを4年時はやっていればいいみたい」
結論だけ書くと、法学部の中には他学部と違い卒業論文がないところも多数あります。他の人文社会科学系の学部であれば、フィールドでの調査や先行研究の批判的検討、量的調査など確立された卒業論文を書くための研究手法があります。
しかし法学部の場合、法律に対して独自の法解釈を学部生が研究し示すのはとても難しいです。また、法律は法的安定性を担保するために、必要以上に解釈が枝分かれするような構造をしていません。したがって、卒論を通して学生が独自の見解を示すことが難しくなっています。ゆえに、法学部には卒論を課していない学校も多いです。
卒論がないことは一見良いことのようにも感じられますが、これが法学部の授業日数を増加させている原因です。なぜなら、卒論を書くことで獲得できる10単位程度(卒論+卒論指導に係るゼミで取得可能な単位数)の単位を授業で補わないといけないからです。授業一つが2単位前後のため、単純に4〜5個余分に授業へ出席しないといけなくなります。
地獄その3. 課題が難しい
法学部の課題はとにかく難しいものが多いです。そのほかの学部では、ある程度の日常的感覚を働かせて課題に取り組むことも可能です。例えば、商学部の「身近な飲食店の経営状況の分析」や文学部の「日本文学史の変遷」では、個人の生活感覚や、高校時代までに蓄積した知識の集大成で向き合うことができます。
一方で、法学部の課題は、私が実際に取り組んだものを挙げると、「土地を売却したAが、引受人Bへ代金債権弁済後も土地を譲渡しない場合に、BがAへ取りうる法的請求権について説明せよ」というような、法技術に関しての分析を問われるものが多く、日常感覚が課題に生かされることはあまりありません。
これは、常に主観性が内在する一般人の認識から離脱し、客観的な視点から人々の利害関係を公平に調整しようとする民法のあり方が影響しており、法律を学ぶ上では避けられない感覚です。
したがって、法律科目の課題では、一から法律について愚直に学習を積み上げた成果を投入する必要があるため、課題に対して感じる難易度も自然と高くなってしまいます。
>>法学部のレポートの書き方とは?判例の引用方法など網羅的に解説
法学部が地獄のように辛い時のライフハック
以下では法学部が辛いと感じる時の解決法を紹介します。いずれも法学徒の筆者が実体験に基づいてオススメするノウハウですので、ぜひ参考にして下さい。
カバンはおしゃれと機能性を両立する
女性も男性も大学生になってファッションに気をつかうことも多くなると思います。ミニサイズのものや肩掛けのお洒落なカバンもたくさん発売されている中で、自分はシンプルな黒のリュックサックを使っています。他にもトートバックなどを使っている法学部生も多いと思います。
個人的には、法学部生は荷物が多いのでリュックサックのほうが多いと思います。分厚い辞書や参考書に加え、A4サイズのレジュメもたくさん配られるので、これらを綺麗にカバンへ仕舞うためには、ある程度の大きさがあるリュックサックの購入をオススメします!
入念な下調べをしてから履修登録
履修登録をするための基本は、授業内容と担当教員の下調べを徹底することです。いざ授業を登録するとなると、やはり興味ある授業から順番に履修へ組み込みたくなると思います。一方で、受けたい授業をとると同時に、単位を効率的に取得し卒業に近づくことも大切なことです。なぜなら、好きな授業だからと思って選択したにも関わらず、開講期間の半年で興味の方向が変わったり、授業の難しさが予想の範疇を越えており、授業参加の意義が、学問的興味から単位取得へ移ることが多々あるからです。
そこで、授業への興味と単位取得の効率性を両立する上で念頭に入れるべきことは、同じ内容の授業も違う教員が担当しているということです。なぜなら、担当教員次第で、同じカリキュラムでも授業の内容や、単位取得の難易度が大きく変わるからです。
僕も「民法総則Ⅰ」という授業を履修する時に、A先生は試験問題が法律問題1問と近隣の動物園見学の感想文の1問選択式なのに対し、B先生は民法の択一50問と論文問題2題という、天国と地獄のような履修選択に遭遇した経験があります。もちろん、A先生の授業を履修しましたが、このようなケースが大学の履修登録ではしばしば見られます。
皆さんも、興味ある授業を誰が担当しているかという点で絞り込んではいかがでしょうか。その時には、楽天が提供している、各大学の履修情報が集まった「みんなのキャンパス」というサイトが役立つので、是非参考にしてみてください!
勉強不足なら課題代行サービスを利用
法学の学習で重要なことの一つは、各々の法や法律が追求している理念や価値観を理解し共感することです。
例えば、憲法は、国民の「人権」保障を至上命題に掲げており、私たちが憲法を用いて国家権力を統御しており、私たちが憲法という法に拘束されているわけではないという価値観が、憲法に通ずる原理原則になっており、これを見落とすと憲法学全般に亘って理解が進まないということが多々あります。
したがって、憲法に限らず法学全てにおいて、法・法律学習の入門段階でつまずいてしまうと進度の回復が困難なことも多く、そのような場合は課題提出を代行業者に依頼するのも有効な手段です。
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