近年、多くの大学で学校推薦や総合型選抜で入学の決定した学生に対して入学前教育が導入され始めています。入学前教育は一般入試よりも早い段階で合格の決まった学生が、入学後の学習で後れを取らないために大学側が実施している事前教育です。

その内容としては、高校までの学習内容を復習するためのものから、大学での勉強に最低限必要な能力・知識を身に着けるためのものと大学や学部によって様々な種類があります。簡単に取り組める課題もありますが、中には高校生の段階でこなすには難しい課題もあり、課題を出すのが面倒に感じる学生もいるのではないかと思います。

そこで今回の記事では、大学の入学前課題を出さないとどうなるのか、大学の入学前課題と高校の課題との違いを交えつつご紹介していきます。入学前課題をやらずに切り抜ける裏技もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

大学の入学前課題は高校のそれとどう違うのか?

入学前課題は、早期に合格した学生が大学での勉強・学習に円滑に適応できるようになるために課される課題で大学レベルの課題になっています。高校までの課題よりもいくつかの点で内容がハイレベルなものとなっており、重要性も高いです。ここでは入学前課題と高校までの課題がどう違うのか解説していきます。

高校までの課題よりも難しくなる

率直に言うと、入学前課題は非常にレベルの高い内容が求められ、課題を出すのが高校よりも難しくなっています。ここで言う難しさとは、「テストが難しい」や「授業が難しくて分からない」といった意味での学習「内容」そのものの難しさではありません。むしろ学習する「方法」の難しさです。

大学の課題では、複数の文献を調査したり、内容を自分の言葉で教授に分かりやすく説明したり、といったことが求められます。脳を使うという観点で述べると、高校までの勉強は「記憶」とその利用が主であり、大学での勉強は複数の記憶の「統合」と「論理的推論」と呼ばれると呼ばれるより高次元な学びが必要とされます。そのため、高校生の段階でいきなり大学レベルの課題をこなすのは結構難しい場合が多いです。

高校までの課題よりも”重く”なる

大学で出される課題は、課題を出すことへの責任が高校までとは段違いに重いです。高校では提出期限に遅れたり、少し課題を出さなかった程度では多少の減点にしかなりませんが、大学の場合、提出期限を少しでも過ぎたら受け取ってもらえず単位が出ない、ということもありえます。大学では、課題を出さなかった時自分自身に返ってくる代償が高校までよりも非常に大きくなるのです。

大学の入学前課題を出さなくても問題ないのか?

結論から言うと、大学の入学前課題を出さないのはかなり問題があります。さすがに、入学取り消しにされるとまでは行きませんが、大学生活を送るうえでいくつかデメリットを抱えることになり得ます。入学前課題と言えど、大学の課題となりますので課題を出すことへの責任の重さは前段落で述べたとおりです。ここからは、入学前課題を出さかったらどうなるのか、そのデメリットをご説明します。

大学の入学前課題を出さないデメリット3つ

大学の授業についていけなくなる

大学の入学前課題を出さなかったとしても、入学取り消しになることはなく、直ちに影響を受けるという事はありません。しかし、大学が入学前教育を導入したのは推薦選抜や総合型選抜で入学が決まった学生の「低学力問題」を憂慮したためです。

早期に合格が決まった生徒が一般受験組の生徒が勉強している時期に気が緩んで遊んでしまい、大学入学後の授業についてこれないということを見越して、大学側で入学前課題が出されます。大学の授業はものによっては入学前課題に取り組むことを前提に組まれている場合もあり、その場合課題に取り組んでいないと、全く授業内容が分からないという事もあるでしょう。

また、後でも述べますが、入学前課題を出していないと、入学後に遅れてでも課題を提出することを大学側に求められるケースもあるようです。その結果として授業についていけず、単位を落とす、留年するといった事態に陥ってしまう危険性があり、注意が必要でしょう。

ペナルティが課される場合がある

二つ目のデメリットとして、大学の成績にペナルティーが課される危険性が挙げられます。入学前教育は早期合格者の学力を保つための制度であることは述べたとおりですが、どうせ入学を取り消されたりはしないだろうと高をくくって入学前課題をサボってしまう生徒が続出したそうです。それを受けて、近年では「入学前課題を提出しなかった学生」に対し大学入学後にペナルティーを設けている大学も増えてきています

内容は大学・学部によっても様々ですが、例えば「履修科目の評価を1段階ずつ下げる」「前期終了までに提出しない場合留年させる」といった成績・進級面でのペナルティーが挙げられます。この場合、「入学前課題を提出しなかった学生」には学事担当から連絡がなされ、入学後に入学前課題に取り組まなければならない状況が発生することになります。

奨学金・学校推薦の申請ができなくなる

三つ目のデメリットとしては、大学からの信頼を損なうことではないでしょうか。大学側としては推薦型選抜・総合型選抜で合格した学生の「進学への意欲」を認めて合格を決定しているわけですから、入学前課題を出さないと「面接のときの言葉は嘘だったのか」ということになり得ません。

大学からの信頼を損なってしまうと、奨学金や就活時の学校推薦の申請をする際、支障をきたすリスクがあります。入学前課題を出した学生と出さなかった学生を同じ評価で扱うわけにもいかず、結果として奨学金や学校推薦といった定員のある制度を利用するときに入学前課題を出さなかったせいで枠から外される、といったこともあり得ますのでその点も把握しておきましょう。

大学の入学前課題をやりたくない場合の裏技

ここまでで大学の入学前課題を出さないとどうなってしまうのか解説しました。入学前課題を出さなかった場合のデメリットについてご理解いただけたかと思います。基本的に入学前課題は自力で提出しておくことをお勧めします。

>>入学前課題レポートの書き方は?表紙はつける?文字数を稼ぐ裏技を紹介

しかし、大学の入学前課題は高校の時よりも非常に難易度が高いケースもあり、全然書けない、やりたくないという気持ちになることもあるかもしれません。したがって「入学前課題を出さなきゃいけないけど、やりたくない」という方向けに入学前課題をやらずに切り抜ける方法として「課題代行サービス」をご紹介します。

課題代行サービスとは文字通り、レポートなどの課題をお金を払って業者に代行してもらうサービスとなっています。このようなサービスを利用して大学にバレないのか、と疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。結論としては法人業者を利用すればバレることはありません。法人の課題代行サービスでは、個人の代行業者と違って、コピペやレポートの作り置き等一切せず、一から課題の代行を行っています。

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