作文を書くときに必ず必要なのが題名です。
みんなが似たような作文を書くため、先生の目に留まるためには印象に残る題名をつける必要があります。
では具体的にどのようなつけ方をすればいいのか、詳しく紹介していきます。
題名は先に付けておく？それとも最後？
「題名をつけるのにいつも迷ってしまう…」
「題名がつけられなくていつまでたっても本文に進めない…」
など題名に悩みがちの方は、最後につけるのがおすすめです。
もちろん、自分はこれについて書きたいんだ！と決まっていて、すぐに魅力的な題名が思いつく人は最初につけても問題ありません。
しかし、題名が決められない方はまだ何を書くかが明確に決まっていない場合が多く、なんとなくで曖昧なものをつけがちです。
題名は文章の顔ともいうように、それを見ただけで何が書いてあるのかが読み手に伝わらなければなりません。
あなたが何について書いたのか、全く知らない相手にも主旨がわかるように、自分の文章をじっくり読み直してから最後につけるのが良いでしょう。
絶対に失敗しない題名の付け方とは？
以下では「税の作文」の題名をつけるにあたって失敗しないためのポイントを３つに分けて紹介していきます。
全体の要約になっているか確認する
先ほども述べた通り、題名からは本文に何が書いてあるのか一目で読み取れなければいけません。
例えば、「各国の税の使い道 コロナ下で変化した国家予算」という題名なのに、外国について全く論じられていなかったり、コロナとは関係のない10年前の過去の予算について論じられていたらどうでしょう。
読み手は題名から内容を推測しながら読んでいるためため戸惑ってしまいます。
これは極端な例ですが、書いているうちに論が飛躍してしまったり、メインで書こうと思っていたことを実はそんなに書いていなかったりと最初にイメージしていたものと実際に出来上がった作文が異なることは多々あります。
書き終わる前に題名をつけたとしても、出来上がったあとに、整合性があるか、要約になっているかを必ず確認するようにしてください。
初めにいくつか案を出しておいて、仕上がりを見ながらそれを掛け合わせるのも1つの手です。
いい文章は、一番最初のフレーズと、しめくくりのフレーズをつなぎ合わせると要約になっていると言います。
もし迷ったときは、自分が書いた文章の最初と最後を繋げてみることもおすすめです。
具体性を持たせる
新聞やネット記事などのタイトルを思い浮かべてみて下さい。
何についての記事なのか明確で、興味をひかれませんか？題名に迷ったときにつけがちなのが
「税ついて」
など抽象的過ぎるものです。
ひとえに税と言っても、話題はさまざまです。税の種類を紹介しているのか、国別に税制を比較しているのか、日本の税制の問題点なのか、この題名からでは推測できません。
「本当にあった不思議な税」
「各国の税制の比較」
「日本が抱える税制の問題」
少し変えただけでさっきよりわかりやすくなったと思いませんか？
もう少し情報を追加したければ副題をつけることも効果的です。
「本当にあった不思議な税 窓税とは」
「各国の税制の比較 なぜ北欧は税金が高いのか」
「日本が抱える税制の問題 累進課税は本当に平等か」
最初と比べるとかなり具体的で、読み始めるときにスムーズに内容が頭に入ってくると思います。単に「税について」と言われるよりも読みたいと思えませんか？
また、数字を入れるのもやりやすいでしょう。
「10％に上がった消費税 その使い道とは」
「税の取り方 30年の推移」数字が入ると急に具体的に見えます。
また数値は事実なので、自分の書いた文章と矛盾することがないというのも魅力の1つです。
本文ごと他の人に見てもらう
作文などは、自分ではない人に読んでもらうものです。
書いてある内容は自分しか知らないものなので、自分では当たり前だと思って説明していなかったり、文の前後につながりがなく、勝手に自分の頭の中だけで完結させてしまっていることがあります。
せっかく題名をつけても本文との関連性が自分にしか見出せなければ意味がありません。
そのため、自分ではない人に一度読んでもらって、相手の解釈が自分の思惑と一致しているかどうか確かめましょう。
題名をつけるだけで手こずっている君へ
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