夏休みの宿題は、毎年学生にとって多すぎると感じるほど大量に出されます。

特に、問題集やドリルなどは、毎日頑張ってやっても先が見えないと感じる学生も多いのではないでしょうか?夏休みの宿題は、まとめて1日や2日で終わらせられる量ではないのです。

そこで今回は、夏休みの宿題が多いと感じた時の対処法をご紹介していきたいと思います。

そもそも夏休みの宿題が多い理由は?

それではまず、そもそもなぜ夏休みの宿題が多いのか、その理由から解説していきたいと思います。

夏休みの宿題が多い理由は、大きく分けて2つあるようです。

脱ゆとり政策の一環として宿題を増やすことで学力向上を図る

まず1つ目の理由が、脱ゆとり政策の一環として、宿題を増やす事で学力向上を図るというものです。

1990年に、学習基本調査が行われ、学校教育の中で「ゆとり教育」が実施されました。

ゆとり教育では、子供の試験地獄と呼ばれた教育環境と変わり、学習時間の減少がなされましたが、学力の低下などが懸念され、2006年の第4回調査以降から、「脱ゆとり」により学習時間の増加に転じています。

ゆとり教育の成功とも言われている学習時間の減少は、子供全体の学力の低下が懸念されたからです。

これにより、夏休み自体の日数は短縮され、逆に夏休みの宿題は多くなる事となったのです。

宿題を多く出すことで休み下手で勤勉な国民を育成する

そして2つ目の理由は、宿題を多く出すことで、休み下手な勤勉な国民を育成するというものです。

日本人は、外国人から定評があるほど休み下手な国民性と言われています。

電車の中でも問題集を開いている学生や、夏休みに家族で旅行に行っても、旅行先でも宿題をしている姿は日本人にとってはお馴染みの情景ですよね。

しかし、外国人からするとこの光景は、休みを満喫しないとても不思議極まりない光景に映ると言われているのです。

このような教育方針が、私たちが小学生の頃から、当たり前のように大量の夏休みの宿題を出され、「休み=宿題が残っている」という奇妙な方程式が生まれても不思議に思わない思考が作り上げられるきっかけとなっているのです。

この結果、「長期の休みであっても、手放しで楽しみ休む」ことに罪悪感が生まれ、休み下手で勤勉な国民が育成される事になるというわけです。

夏休みの宿題が多い時の対処法とは?

それでは次に、夏休みの宿題が多い時の対処法をご紹介していきたいと思います。

大量に出される夏休みの宿題は、無計画に進めてもなかなか終わりません。夏休みが始まったら、計画的に進める必要があるのです。

計画を立てて環境を整える

まず1つ目の対処法は、計画をしっかり立てて、夏休みの宿題をする環境を整えるという事です。

夏休みの宿題は、とても多いので最初に計画を立てておくことが終わらせるコツでもあります。

得意なものを最初に終わらせたり、時間がかかりそうな問題を夏休み前半に終わらせるなど、自分に合った計画を立てるようにしましょう。

そして、夏休みの宿題が多い時の対処法として重要なのが、一気に終わらせようとしないことです。

夏休みは、おおよそ30日~40日前後ありますよね。この日数でしっかり終わっていれば問題ないのです。

無理に夏休み前半に終わらせようとせず、30日前後を目安に終わらせられるような計画を立てると、慌てずに進めることが出来ます。

そして、夏休みの宿題をする環境を整えることも大切です。

例えば、1人で部屋にこもって勉強する方が得意な場合と、家族がいるリビングなどでやった方がはかどるという場合がありますよね。

期日までに終わっていれば、宿題をどのような環境で行っても問題ないわけですから、自分に合った環境を整えて夏休みの宿題に取り組むようにしましょう。

分からない問題はチェックしておく

2つ目の対処法は、分からない問題はチェックしておくという事です。

夏休みの宿題は、大量にあるため分からない問題でずっと止まっていると時間があっという間に過ぎてしまいます。

夏休みの宿題を進めていく中で、分からない問題が出てきたら後で復習するようにチェックをつけておくと良いでしょう。

そして、ある程度予定していた部分まで終わってから、分からない問題まで戻り復習するようにすると効率よく宿題を進めることが出来ます。

規則正しい生活で時間配分を正確にする

そして3つ目の対処法は、規則正しい生活で時間配分を正確にするという事です。

大量にある夏休みの宿題を効率よく進める為には、まず規則正しい生活をして時間をしっかり確保することが大切です。

夏休みの宿題は、ただダラダラやっても効率が悪くなるだけです。

午前中は、頭も冴えているので、問題集や苦手な教科を行うのに適しています。

また、夏休み中に部活がある場合は、さらに1日の中でのノルマを決めておくとさらに良いでしょう

このように、夏休みの宿題が多い場合は、夏休み期間中の30日~40日の間で計画を立てて、しっかりノルマをこなす事が重要なのです。

それでも夏休みの宿題が多くて終わらない場合は?

それでは最後に、上記の対処法を行っても、夏休みの宿題が多くて終わらない場合はどうしたら良いのかをご紹介したいと思います。

夏休みの宿題を仕上げるスピードは、同じ対処法を取り入れても人によっては終わらないという事もありますよね。

そこでここでは、それでも夏休みの宿題が多くて終わらない人の為の、最終手段を解説していきます。

先生にできない旨をきちんと話す

まず1つ目は、先生にできない旨をきちんと話すという事です。

夏休みの宿題が多いという事は、もちろん先生も分かっています

どうしても終わらず、夏休みの宿題の提出が遅れてしまうという場合は、正直に先生に話すようにしましょう

。先生にできない旨を話す際は、どの部分ができないのかを話せば、苦手な部分を伝える事も出来ます

宿題代行を利用して提出に間に合わす

そして2つ目は、宿題代行を利用して提出に間に合わすという事です。

夏休みの宿題をやる時間を確保出来なかったり、夏休みの期間を他の時間に充てたいなど、様々な理由がある場合も考えられます。

このような理由で、夏休みの宿題が終わりそうにないという場合は、宿題代行を利用するという方法もあります。

宿題代行とは

宿題代行は、学生に代わってその子に合わせた感じで宿題を行ってくれるサービスです。

苦手な分野や、普段使っている文章などを事前に伝えておくことで、しっかりと期日までに夏休みの宿題を終わらせてもらえるので、利用する家庭が増えているサービスでもあります。

夏休みの宿題は、テストとは違い直接点数が付くものではありませんが、受験などを見据えてる場合は夏休みの宿題は内申点にも影響するのでしっかり提出できるにこしたことはありません。

色々な対処法を試しても、夏休みの宿題が終わらなそうな場合は、宿題代行サービスを利用することも検討してみると良いでしょう。

まとめ

さて今回は、夏休みの宿題が多いと感じた時の対処法3選についてご紹介してきました。

学生にとって、長い夏休みに大量の宿題を行うのは、とても憂鬱な作業ですよね。

出来れば夏休みを満喫しつつ、夏休みの宿題も効率的に片づけたいものです。

今回は、夏休みの宿題が多い背景や、効率的に夏休みの宿題を終わらせる対処法、そして最後の手段として宿題代行サービスを利用する方法などをご紹介しました。

夏休みの宿題が多すぎて困っている場合は、ぜひ参考にしてみてくださいね。