数学が得意だったから、国語が苦手だったから、担任に勧められたから、など理系学部にふわっとした理由で進学すると想像していた大学生活とは違うと感じ、後悔する大学生は結構な数います(筆者もその中の一人でした)。
しかし、卒業してみればむしろ理系学部へ進学して良かったと心底思います。
本記事では、
- 理系学部に進学するとどういった点で後悔するのか
- どのようにしてその後悔を乗り越えるのか
について、筆者の経験談も含めて解説していきます。
理系学部へ進学して後悔する理由とその対処法
理系学部は地味だから
理系学部へ進学して後悔する理由の一つ目は、文系学部と比べて理系学部は地味だからです。
そのため、華やかな大学生活を想像していた人からすれば「理系学部へ進学するんじゃなかった。文系学部へ進学しておけばよかった。」と羨ましく感じてしまいます。
文系学部と比べて理系学部が地味である原因として考えられるものは、男女比率です。
文系学部であれば、男女比率はおおよそ男性:女性=4:6である一方で、理系学部の場合はおおよそ男性:女性=8:2という統計データがあります。
文系学部と比べて理系学部の方が異性の割合が低くなる傾向にあるため、理系学部にきらびやかさはほとんどありません。
このような場合の対処方法としては、理系学部以外のコミュニティに所属することが挙げられます。
例えば、大学内のサークルに所属することやアルバイトをすることによって、学部や大学、年齢層を超えて様々な出会いを自ら作り出すことができます。
筆者も理系学部へ進学しましたが、大学内のサークルに所属したことで飲み会や合宿、大学祭といった大学生らしいイベントを楽しく経験することができました。
理系学部は勉強するためと割り切って、それ以外に活路を見出すことによって後悔を払拭することにつながります。
理系学部は自由に履修登録ができないから
理系学部へ進学して後悔する理由の二つ目は、自由に履修登録ができないからです。
履修登録とは、大学で受ける授業を自分で登録することです。
履修登録では自分が好きな授業を好きな時間に入れて、自由に時間割を作成することができる、と思って大学に入学した人も多いでしょう。
しかし、理系学部では履修登録に自由はありません。文系学部と比べて理系学部は必修科目が多く、時間割のほとんどは強制的に決められてしまいます。
このように履修登録の自由さのギャップが理系学部へ進学して後悔する要因の一つであると思われます。
このような場合の対処法としては、必修科目以外の科目の履修登録を調節することが挙げられます。
必修科目の時間は変更することはできませんが、それ以外の科目であれば自由に決めることができます。
理系学部でもいくつか必修科目以外の科目が存在するので、それらの科目をどこの時間帯に入れるか調節することによって、理系学部であっても全休や半休を生み出すことができます。
また、必修科目であっても進級に必要でないのであれば、次年度以降に履修を計画することで履修登録の自由さが生まれます。ただし、次年度以降の必修科目の時間割や卒業までの履修計画を考慮せずに必修科目の履修を行わない場合、最悪ストレートで卒業ができなくなるため注意が必要です。
レポートや期末試験が難しすぎるから
理系学部へ進学して後悔する理由の三つ目は、レポートや期末試験が難しすぎるからです。
文系学部のレポートや期末試験では、基本的には参考書が片手にあれば誰でも合格点を叩き出せる水準であることが多いです。
一方で、理系学部のレポートや期末試験では、参考書に載っている公式や定理、法則を覚えることは大前提として、それらを使いこなして問題を解かなければなりません。
また、理系学部の数学や物理、化学などは高校レベルとは比較にならないほど難しく、その理由は、大学レベルではより厳密性が求められるからです。
例えば、数学では大学1年生の最初の方の授業で、関数の極限をより厳密に定義する方法であるε-δ(イプシロン-デルタ)論法というものが登場します。
その概略は以下のようなものです。

上式を見て何を言ってるか分からないと思いますが、理系学部はこのレベルと同等もしくはそれ以上のレベルの話が大量に出てきます。
このように、大学理系では参考書を読んでも何を言っているのか理解し難いため、理系学部のレポートや期末試験は難易度が桁違いに高く、後悔する人が多発します。
このような場合の対処法としては、過去問を入手することや、宿題代行サービスを利用することが挙げられます。
理系学部、文系学部問わず、期末試験には過去問というものが存在します。授業によっては過去問と全く同じ問題が出題されたり、似た傾向の問題が出題されるため、過去問を所持しているかどうかは単位取得に直結します。
筆者も学部の友人やサークルの先輩に頼んで過去問を入手したことで、楽に単位をとれた授業がいくつもあります。
また、宿題代行サービスを利用することもお勧めです。例えば、宿題代行Yattokuでは東大生を中心としたスタッフがレポートを作成し、その分野は数学や物理、化学と他分野に渡ります。
東大生にレポートを代行してもらうため、時間をかけて必死に勉強せずともレポートで高得点を取得しやすく、その分の空いた時間を期末試験の勉強時間に充てることもできます。
理系学部のレポートや期末試験は、ずる賢く立ち回ることで乗り越えることができます。
>>理系学部の課題代行なら業界最安値かつ高品質の「宿題代行Yattoku」へご相談ください
大学四年間を通して暇がないから
理系学部へ進学して後悔する理由の四つ目は、理系学部は大学四年間を通して暇という暇がないからです。
大学1、2年生は授業が多く忙しいのは文系学部、理系学部問わず同じです。就活が始まる大学3年生が忙しいのも文系学部、理系学部問わず同じです。
大学4年生は文系学部は就活も終わり、卒業に必要な単位を取り切って暇なことが多い一方で、理系学部は研究室に所属して研究をしなければならない場合が多いです。
理系学部には必修科目として『卒業研究』と称される科目がありますが、これは大学4年生の一年間をかけて実験等を行い卒業論文を提出することによって単位を取得可能です。
すなわち、理系学部では就活が終わり、卒業に必要な単位のほぼほぼを取り切っても、研究生活が待っているため、大学四年間を通して暇がありません。
このような場合の対処法として、今後の進路に役に立つと思い込むことをお勧めします。
理系学部は文系学部と比べて大変なことが多い分、社会で役に立つ専門性を会得しやすいです。
文系学部は、やや卑下すれば社会で何の役にも立たない授業しかないので、就活においても苦労しやすいです。
一方で、理系学部では実際に研究現場で用いられている知識を勉強できるため、文系学部よりも就活には困りません。
修士課程や博士課程に進学すればより一層専門性が磨かれるため、就活で苦労することはほとんどありません。
実際、筆者は理系学部に所属していましたが、周りで就活で苦労したという話をあまり聞くことはありませんでした。
まとめ:理系学部は将来的に勝ち組
| 《後悔する理由》 | 《対処法》 |
| ・理系学部は地味だから | ・理系学部以外のコミュニティに所属する |
| ・自由に履修登録ができないから | ・必修科目以外の科目の履修登録を調節する |
| ・レポートや期末試験が難しすぎるから | ・過去問を入手すること ・宿題代行サービスを利用する |
| ・大学四年間を通して暇がないから | ・今後の進路に役に立つと思い込む |
以上、理系学部へ進学して後悔する理由とその対処法について解説してきました。
理系学部は文系学部と比較すると、きらびやかさが無く、自由も暇もありませんが、自身の行動次第では楽しい大学生活を送ることができます。
さらに、理系学部は文系学部と比べて就活で困ることが少なく、将来的に勝ち組である場合が多いです。
筆者自身も理系学部へ進学して後悔していた時期がありましたが、そこを踏ん張ることで将来困ることが無くなります。
