学生証を無くしてしまったら、身近なトラブルから深刻な問題まで、様々な困りごとが生じてしまいます。個人情報の悪用や身分証の減少、学割や特例免除の利用不可、試験への参加制限など、その影響は多岐にわたるでしょう。

そのため、学生証を無くしてしまった際には、すみやかに再発行の手続きを行わなければなりません

本記事では、レポート課題代行業者Yattokuのスタッフである筆者が、学生証を紛失した際に困ること、学生証を無くしてしまった時の正しい行動マニュアル、再発行手続きに必要なものを解説いたします。

学生証をなくしたら困ること

学生証をなくすとキャンパスライフに大きな影響を与えます。多岐にわたる影響を確認して絶対になくさないようにしましょう。また、無くした際は放置するのではなくすみやかに対処しましょう。

個人情報が悪用される

学生証には大学の所属情報、個人の顔写真、氏名や生年月日などの個人情報が含まれています。学生証を紛失してしまった場合、自身の学生証が第三者に悪用される可能性があります。

金融機関での金銭の引き出しや、本人のなりすましなど、悪用の用途は多岐にわたります。そのため、紛失が発覚した際には速やかに警察に紛失届を提出することが重要です。

また、あなたの連絡先や携帯電話番号が学生証に記載されている場合は、速やかに自身の連絡先や携帯電話番号の変更手続きを行いましょう。

貴重な身分証が減る

学生証は、自身が所属している大学の学生であることを証明する重要な身分証です。学生証は身分証として幅広い場面で利用することができます

そのため学生証を無くしてしまっている場合、身分証を求められる場面で代わりの身分証明書を用意しなければならない事態が発生する可能性があります。

これにより、身分証が必要な各種手続きや申請が複雑化してしまい、時間と労力を要することがあります。

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学割が効かない

学生証は、所属する大学や学校の学生であることを証明する重要な身分証です。学生証には学生の氏名、顔写真、所属大学名、有効期限などが記載されています。

これにより、学生証を提示することで学生であることを証明し、様々な場面で学生割引や特典を受けることができます

電車では通学定期券を発行することで、通常の定期券を買うよりも安く電車を利用することが出来ますし、映画館では大学生料金でお得に映画を鑑賞することが出来ます。大学の門前町では多くの店が学生証を提示すると何らかの割引、特典がもらえるサービスを行っています。

また学生のみが発行できるクレジットカードも存在します。例えば、ANA JCBカード(学生用)は在学中のみ発行可能なカードで、年会費が無料であったり、毎年ポイントが付与されるなど様々なサービスを受けることができます。

学生証を紛失してしまうと、これらの特典が利用できなくなります。

年金等の特例免除に困る

学生証は、学生ならではの特例免除を受ける際にも必要となります。

20歳になると年金の保険料の支払い義務が発生しますが、大学生の場合は保険料の免除を申請することが可能です。というのも、学生には申請により在学中の保険料の納付が猶予される「学生納付特例制度」が設けられているからです。

しかし「学生納付特例制度」の申請には学生等であることを証明する書類として、「学生証」、または「在学証明書」を提出する必要があります。

学生証を無くしてしまっている場合は、わざわざ大学の事務に出向いて「在学証明書」をもらう必要があります。在学証明書の発行には手数料がかかることもあるため、学生証を紛失してしまうと、年金の支払いを免除するのに時間や金銭面で損をすることになります。

図書館や博物館を利用できない

また大学生は、在学している大学の図書館を自由に利用することができますが、学生証を紛失してしまっている場合、別途入館許可証を入手しないと図書館の入館ゲートを通ることができなかったり、本の貸し出しが制限される場合があります。

ほかにも国立の博物館、美術館では「キャンパスメンバーズ」に加盟している大学生が無料で利用できる特典が提供されていますが、この特典を受けるためには、博物館、美術館の窓口や展示室入口で学生証を提示する必要があります。学生証を紛失している場合、特典の対象外となり、無料での利用ができなくなってしまいます。

中間・期末試験に影響する

替え玉などの不正を防ぐために、試験を受ける学生は、講義を履修している本人であることを証明するため、ほとんどの中間試験、期末試験では、学生証を机に置く必要があります。

もし紛失してしまった場合は、事前に大学の事務室に申し出て、仮学生証や受験許可証をもらうことが必要となります。受験許可証を持たないまま試験を受けると、最悪の場合、試験の結果が無効になってしまうことがあります。

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学生証をなくした時の行動フロー

ここまで学生証を無くした際に起こりうる出来事について説明してきました。それでは実際に学生証を無くしてしまった際、どのように行動すればよいのかを見ていきましょう。

警察に紛失届を出す

最初に、学生証の紛失を最寄りの交番、または警察署に届け出ることが重要です。学生証の紛失した場所や日時、および学生証の個人情報などを正確に伝えることが重要です。

これにより、あなたの学生証が第三者に悪用される可能性を最小限に抑えることができます。

また、あなたの学生証を拾った人が交番に届け出た際に、紛失届を提出していると警察から連絡がきて、学生証が見つかることがあります

教務課や事務で再発行手続きをする

警察に紛失届けを出した後は、所属する大学の教務課や事務に連絡し、大学に出向いて学生証の再発行手続きを行う必要があります。

連絡方法や対応時間は大学によって異なるので、各自大学のウェブサイト等で確認してください

大学によっては、事務で手続きを行う前に、オンラインで支払いを行ったり、自動証明書発行機で申請書を作成する必要があります。こちらについても事前に大学のウェブサイトや案内を確認しておきましょう。

学生証の再発行に必要なもの

学生証の再発行の際には本人であることを確認するための身分証や、再発行にかかるお金が必要です。それでは実際に学生証の再発行を行う際に何が必要であるのか見ていきましょう。

再発行手続きには、通常以下のものが必要となります。

身分証明書: 紛失した学生証以外の身分を証明できる公的な身分証明書が必要です。運転免許証や健康保険証などが利用可能です。

手数料: 学生証の再発行には手数料がかかる場合があります。手数料の金額は大学によって異なりますので、事前に確認しておくことが重要です。手数料の支払い方法や細かい規定についても大学の案内に従ってください。

印鑑 再発行の書類にサインをするとき印鑑が必要になる場合があります。

所属している大学によって学生証の再発行に必要なものが異なることがあります。所属している大学のホームページを事前に確認して必要なものを確実に持っていくようにしましょう。

再発行後は、新しい学生証を大切に保管しましょう。学生証を持ち歩く際には、財布やカードケースなどに入れて、盗難や紛失のリスクを軽減しましょう。また、不要な個人情報が見えないように、必要な場面以外では不用意に学生証を取り出さないようにしましょう。紛失や盗難のリスクを軽減するためにも、定期的に学生証の確認を行うことが重要です。