GPAは日本の大学の約60%で利用されている成績評価指標ですが、平均点や偏差値とは異なり具体的に成績の目安が示されることはありません。そのため、自分のGPAはどの程度の成績なのか気になってしまうことがありますよね。

また留学や院進を考えている方にとってはGPAは進学・入学条件にも関わってきますので、関心のある話題ではないでしょうか。GPAの目安が分かると、自分の目指す進路にあとどの程度の成績が必要なのか理解できます。

そこで今回の記事では、前回のGPA3.0の記事に引き続き、「GPA3.5」がどの程度の成績なのか、就活や院進に関連して解説していきます。「GPA3.5」をとるメリットについて同時にご紹介しますので、記事をご覧の皆さんの大学生活にぜひ役立ててみてください。

GPA3.5はどれくらいのレベル?全体の割合は?

それではまず最初にGPA3.5が全体でどれぐらいのレベルなのか解説します。

GPAは欧米の大学で主に導入されている成績の評価方法で、各授業科目を「秀・優・良・可・不可」「S・A・B・C・D」といった五段階のグレードによって評価し、その平均として「0.0〜4.0」の数値として算出されます。仮に全ての科目で「A」や「優」の成績を平均的にとっている学生の場合、その学生のGPAは「2.9〜3.1」という値になります。

試験科目ではテストの平均点が示される場合がありますが、一般的にGPAの平均が具体的に示されることはありません。しかし多くの場合、GPAの平均は「2.4〜2.7」となっており、そのためGPA3.5はかなり優秀な成績だと言うことができますね

「GPA3.5」をとるためには、「テスト科目では毎回90点以上」「レポートは常に最高評価」であることが大学4年間を通して求められ、かなり難易度の高い成績と言えます。したがって、「GPA3.5」は大学内でも上位数%という割合に入ってくるのではないでしょうか。

GPA3.5なら就活や院進で無双できるって本当?

次にGPA3.5が就活や院進に有利な成績なのか説明していきます。

就活の場合

残念ながら、就職活動においてはGPA3.5でも評価されない事が普通です。というのも、企業側が学力を測るときには普通「出身大学」によって判断されます。もしくはSPIやTOEICなど外部の筆記試験を判断材料としており、いずれにしてもGPAが参考にされることは少ないと言えます。

一方でGPA3.5という成績は就活の場でのアピールとして有効だと思います。就活では、面接やエントリーシートを書く際に自己PRを求められることが多いです。GPAは自己PRにおいて具体的な数値を使って自分の実績を説明することができるため説得力が生まれやすい、というメリットがあります。

まとめると、「GPA3.5」は非常に優秀な成績であり、就活において評価対象にはなりませんが自己PRという点で有効だと言うことができるでしょう。

院進の場合

大学院の入試制度は主に二つに分けられ、推薦入試と一般入試があります。このうちGPAが必要とされるのは推薦入試となります。一般入試は普通筆記試験100%の入試となりますのでGPAはほとんど関係ありません。

推薦入試は、学部や研究室の推薦を受け大学院に進学する試験制度で、「一定以上の成績」が受験資格として求められますが筆記試験の免除・軽減が可能な方法となっています。成績のボーダーラインに関しては大学によってまちまちですが、GPAが3.2以上あれば書類選考だけで合格できる大学が多いです。基本的に推薦入試は受からせるための入試制度ですのでGPAが平均以上にあれば、内部進学の場合は合格できます。

問題は外部推薦の場合です。通常推薦入試は内部進学者を対象とする入試制度ですが、一部の大学院では外部の大学から進学する学生にも推薦入試制度が設けられている場合があります。外部推薦の際のGPAのボーダーラインは「3.2〜3.5」と言われています。

したがって、「GPA3.5」であれば院進では余裕をもって合格できる成績と言えるでしょう。

GPA3.5でも評価されないなら頑張る意味とは?

GPAは留学や院進を考えている方にとっては重要なスコアとなりますが、新卒で一般就職をする方にとってはほぼほぼ意味がありません。しかし、GPAを高くしておけば大学生活で有利になることは間違いありません。下記で、どのようなメリットがあるのか確認していきましょう。

奨学金の受給で有利

大学の奨学金制度には、奨学金を受け取るための条件として一定以上のGPAを要求するものがあります。必要なGPAはそこまで高くない場合が多いですが、GPAが高いほど申請は通りやすくなります

また大学によっては学内の奨学金以外にも、企業やその他の機関からの奨学金給付を取り扱っている場合もありますが、ほとんどが成績優秀者を対象としています。加えてGPAが高ければ給付型・無利子といった好待遇の奨学金を受け取れる可能性が高くなります。「GPA3.5」もあれば間違いなく奨学金の受給では有利と言えるでしょう。

就職で学校推薦をもらえる

就活には自分で企業を選び新卒採用枠に応募する自由応募のほかに、大学や教授の推薦書をもらい推薦で応募できる企業に就職する、学校推薦という制度があります。一部の企業では、東大や早慶の有名大学に対し推薦応募採用枠を設け、大学側が推薦した何名かを新卒採用枠とは別枠で採用する就職方法を導入している場合があります。

一般的に学校推薦のほうが自由応募よりも採用率が高くなることが多いです。学校推薦を受ける場合にも一定以上のGPAが要求されるのがほとんどで、GPAが高い方が有利です。GPAは高いほど良いですが、少なくとも「GPA3.5」以上が最低ラインとなるでしょう。

ゼミ・研究室を選ぶときに有利

研究室配属やゼミ選びは4年次の大学生活を大きく左右する要因となりますから、GPAが影響するのか気になりますよね。実際、配属先を決める際GPAによって判断される事も少なくありません。成績順でゼミを選択する場合には言うまでもなくGPAが高い人の方が優先されます。

また学生同士の話し合いで配属を決める場合もありますが、話し合いがもつれると結局GPAで判断することもよくあります。そのため、ゼミや研究室選びではGPAが高い法がやはり有利になりますね。

GPA3.5を取れる貴方にオススメしたい大学生活の送り方

ここまででGPA3.5のメリットについてご紹介しました。

GPAが高いと大学生活の多くの場面で有利に働くことがあると思います。そのため、留学や院進を考えてない大学生の方でもGPAが高いに越したことはありません。したがって、GPA3.5を取れている学生にはぜひ「GPA3.5」をキープすることをおすすめします。

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