文系大学生と比べると何かと過酷な理系大学生。単位修得に必要な労力も文系大学生とは比較にならないほどであり、大学に入った当初は本当にこの授業の単位を取れるだろうかと不安になるほどだと思います。
実際は意外と単位はとれるものですが、私の周りには留年生や大学から姿を消した人がちらほらいます。
そこで今回は課題代行サービスYattokuのプロスタッフである筆者が、理系大学生におけるフル単の可能性について解説していきます。
そもそもフル単とは?
知っている人も多いかと思いますが、改めてフル単とは何か解説します。
フル単とは、履修したすべての授業の単位を取得することです。単位にはA, B, C, D, F や秀、優、良、可、不可など評価がありますが、フル単とは履修した単位の評価がFや不可以外であればよく、全ての単位がDや可であってもフル単ではあります。
単位の評価も含めた評定はGPAで与えられることになりますので、フル単とは区別する必要があります。
理系大学生にとってフル単の難易度は?
理系大学生にとってフル単は相当な難易度になります。単位を落とした授業が1、2個であれば普通に優秀な部類に入るほどです。
記事を書かせてもらっている私も理系大学生だった過去がありますが、フル単だった年次はありませんでした。周りの友人も毎年何かしらの単位を数個落としており、留年や大学からいなくなった友人もいます。
それではなぜ理系大学生はフル単が難しいのでしょうか。以下ではその要因を解説していきます。
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内容が高度であるため
理系大学の授業で取り扱う内容はとにかく難しいです。高校よりも内容がより抽象化しており、理解し、自由自在に扱うには相当な労力を要します。
例えば数学では、極限の定義から始まり、化学では軌道の話から始まり、物理では文字しか登場しない微分方程式から始まるなど、高校では当たり前だった概念を改めて厳密に定義することから始まります。
この時点で高校での知識がほとんど役に立たなくなり、思考レベルをアップデートする必要があります。大学の授業レベルに慣れてきたとしても、専門性が高くなればなるほど理解しがたい理論が出てくるため、「何を言ってるのか全く分からない」という現象が起こります。
取り扱う内容が高校と大学でギャップがあり、そのギャップを乗り越えたとしても専門性が高すぎて難しい内容が多いため理系大学では単位修得がそもそも難しいのです。
成績のほとんどが期末試験で決まるため
理系では成績評価のほとんどが期末試験の結果で決まるため、期末試験で如何に点数を取れるかが単位修得のカギになります。期末試験対策をすればいいんじゃないか、と思う人もいるかもしれませんが、履修している授業は一つではないためかなりの時間を勉強時間に充てる必要があります。
さらに、期末試験の時期は集中するため複数の科目を並行して勉強しなければならないため、全ての科目に注力することが難しくなります。期末試験対策には問題演習が必須ですが、問題の答えがない参考書も多くあるため勉強がはかどらないこともよくあります。
また、教養科目や外国語といった別の授業やアルバイトなど、大学生は基本的には時間の余裕がないため満足に試験対策ができないこともフル単が難しい理由です。
このように理系の授業では成績が期末試験の結果が大きな比重を占めているにも関わらず、複数の科目の期末試験対策を同じ時期に平行して行う必要があり、問題の答えが載っていない参考書を片手に勉強しなければならないためフル単が困難となります。
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理系の場合はフル単じゃないとどうなる?
理系大学生にとってフル単は非常に難しいことですが、フル単じゃなかった場合どうなるか不安になっている人もいると思います。
結論から申し上げれば、フル単じゃなくても問題はないです。程度によってはGPAが低くなったり留年の危機もありますが、2~3個単位を落とすくらいでは問題ないです。落とした単位は来年度以降再履修すればいいですし、履修したけど難しすぎて諦めた科目が選択必修であるならば来年度以降で履修しなくてもいいのです。
また、大学の卒業に必要な単位数は120~130個程度に比べて大学1年間で履修可能な授業数は50単位分程度とかなり余裕があります。フル単じゃなかったとしても毎年30単位程度をコンスタントに修得し続ければストレートで卒業は可能です。
理系大学生にとってフル単は簡単なことではありませんし、例えフル単じゃなかったとしても落とした単位にもよりますが進級に問題がないことが多いです。
再履修や留年に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
>> 再履修科目と必修が被った場合の対処法をケースごとに解説します
理系大学生がフル単を達成するための秘策
理系大学生がフル単を達成することは難しいといっても、できればフル単でありたいものです。単位を落とすだけでGPAへの負の影響は大きいですし、奨学金や授業料免除を申請するにあたりGPAは必要です。
>> GPA3.5以上の割合は?どれくらいすごい?就活や院進で無双できるのか
理系大学生であれば3、4年次で研究室に配属されると思いますが、GPAが高いと行きたい研究室に行ける確率は高くなります。GPAを上げるためには単位を落とさないこと、すなわちフル単であった方がいいのですが、どのようにしてフル単を達成すればよいのでしょうか。勉強を頑張ると言ってしまえば楽ですが、現実はそうはいきません。
そこで誰でもできる方法として、留年しない程度に一年間の履修科目数を減らす方法です。前述したように、履修上限最大まで履修しなくても卒業要件の単位数を満たすことは可能です。履修科目数を少なくすれば、待ち受ける期末試験の数も少なくなるため試験対策のための時間も多く確保できますし、労力も最小で済みます。
そんなこと言ってもカリキュラム的にどうしても科目数が増えてしまう人も理系であれば特に多いと思いますが、実はカリキュラムを無視しても問題ありません。進級に関わらない単位であれば、本来は1年生で履修するところを次年度以降に回しても特に問題ありません。このようにして履修科目数を調節することによって、フル単を目指すことができます。
また、授業の中にはレポートのみで成績を評価するものもあると思いますが、そんな授業があればチャンスです。「宿題代行Yattoku」を利用すればレポート課題を代行してくれるため、授業数を増やしながらも期末試験対策の時間を確保することが出来ます。
代行業者に頼むのは不安、心配と思う人もいるかと思いますが、「宿題代行Yattoku」であれば現役東大生を中心とする少数精鋭であるため高品質であり、他企業と比べて安価で依頼することが可能です。法人であるため個人業者でよくあるトラブルの心配もありません。
時間がなくて試験対策ができないと困っている方は、一度ご相談してみてください。