大学では講義を受けるために履修登録を行う必要がありますが、履修登録には申請期間があり、期間を過ぎてしまうと履修登録ができなくなってしまいます。
履修登録期間は気づくと過ぎているもので、履修登録を忘れてしまって詰んでしまったということもあります。
今回は、大学で履修登録を忘れてしまったらどうなるのか?履修登録を忘れた時の対処方法は?について解説していきます。
履修登録を忘れたらどうなるのか
大学で履修登録を忘れてしまうとその授業の単位を取得することができなくなってしまいます。
大学を卒業するために必要な単位を取得するためには、
①授業の履修登録をする
②授業で出席点、期末試験、レポートなどで評定を稼ぐ
③評定を基準値(基本的には60%)以上獲得すると単位が与えられる
の流れになります。
高校までは生徒が受ける授業は決まっていましたが、大学からは自分で受ける授業を選択する必要があります。自分の中で受ける授業を決めても、学務や教授からすると受講しているかどうか分かりません。そのため履修登録というステップを踏んで受講していることを知らせる必要があります。
履修登録は単位を取得するために必須の過程なので、履修登録を忘れてしまうと単位が取得できなくなってしまうわけです。
履修登録を忘れたら留年する?
履修登録を忘れたからといって即刻留年することはありません。履修登録は単位を取得するために必要なことであって、留年の条件ではないからです。しかし、場合によっては履修登録を忘れたことで留年する場合があります。
1科目や2科目程度の履修登録を忘れたくらいなら問題はありませんが、数十科目や必修科目の履修登録を忘れてしまうと進級ができなくなる、卒業までに必要な単位数を取得できなくなる可能性があるため留年してしまいます。
履修登録のやり方が分からないときは
履修登録のやり方が分からないために履修登録期間が過ぎてしまっては元も子もありません。
履修登録の説明は入学時のガイダンスであると思いますが、それでもよく分からなかった場合はシラバスの確認、学務や友人への相談などを通して履修登録のやり方を教えてもらうようにしましょう。
こういう時に大学の友達を作っていないと詰みやすいので、友達作りに苦戦している人は以下の記事を読んでみるとよいでしょう。
>> 大学の友達ができない時のマインドセットと明日から実践すべき3つのこと
履修登録を忘れた場合の修正期間とは
履修登録は期間内であれば自由に行うことができるため、履修登録を忘れてしまっても期間内であれば修正が可能です。
履修登録は基本的にはweb上で行うことができ、所属している大学の学生用ポータルサイトから自身のアカウントから履修登録を行うことができます。
履修登録には申請期間が存在し、多くは各学期が始まる前にあります。この登録期間外では履修登録ができませんので、登録期間前や後では履修登録ができません。そのため、履修登録を忘れてしまって登録期間を過ぎてしまうと履修登録を行うことができません。
が、諦めるのはまだ早いです。
履修登録期間外で履修登録する方法とは?
学生が履修登録できる手段はwebにある学生用ポータルサイトからのみですが、履修登録を管理している学務であれば登録期間外でも履修を変更できます。また、教授が学務に掛け合って追加で履修登録をしてくれる可能性もあります。
履修登録期間を過ぎてしまった後で修正をしたい場合には、学務や教授にお願いすることで履修登録ができる可能性があります。
履修登録を忘れた場合の教授への謝罪メールや反省文の書き方
履修登録を忘れてしまって登録期間を過ぎてしまった場合、基本的には新たに履修登録をすることはできません。例外的に登録期間前に履修登録ができることはありますが、期間後はありません。
それでも学務や教授に懇願することで履修登録ができる場合があります。
履修登録を忘れてしまって学務や教授に謝罪メールを送る場合、まずは謝罪や反省の意思を伝えましょう。
具体的には、
- なぜ履修登録を忘れたのか
- 今後どうするのか
です。
また、学務や教授の手を煩わしてしまう事に対する申し訳なさも盛り込むようにしましょう。
謝罪や反省以外にも、履修登録ができなかった合理的な理由があれば学務や教授を説得できる可能性が上がります。
例えば、
- パソコンが壊れてしまっていた、
- 病気などで入院していた
- ネット回線が使えなかった
- 履修登録期間を勘違いしていた
などです。
このように履修登録を忘れたのではなく、物理的にできなかった旨を伝えるようにしましょう。
また、その授業をどうしても履修したい理由も必要です。履修登録期間外の履修登録は教授や学務の手を煩わせる行為なため、その授業を受けたい熱意を伝えて教授を動かす必要があるからです。
例えば、
- 講義内容にとても興味がある
- 将来的に教授が持つゼミや研究室に入りたい
- 留年してしまう
- 卒業ができない
です。
以上をまとめると謝罪メールの書き方として、
・謝罪や反省を伝える
・なぜ期間内に履修登録ができなかったのか合法的な理由があれば述べる
・なぜ履修をしたいのか述べる
この3点をなるべく下手にでながら内包して謝罪メールを送りましょう。
謝罪メールの返信が返ってこないときは?
謝罪メールを学務や教授に送っても返信がない場合があります。学務や教授は基本的に忙しいため返信が遅れるということはよくあります。
そんな時は直接的に学務や教授の元を尋ねましょう。メールでやりとりするよりも直接やりとりしたほうがスムーズに事が運びますし、謝罪や反省がより伝わりやすくなります。
勇気がいることですがメールをするよりも確実だと思います。
履修登録を忘れたことによる休学or退学のケース
履修登録を忘れた場合は単位が取得できなくなるだけであり、休学や退学になることは基本的にはありません。
単に単位の取得が一年遅れるだけであり、休学をしたところでその遅れを取り戻すことはできないため意味はありませんし、退学になることもありません。
履修登録を忘れることで起こる不利益は、次年度の履修科目数が増える、留年するくらいです。
履修登録を忘れても学務や教授に懇願することで免れる可能性もありますが、そもそも履修登録を忘れないことの方が重要です。シラバスや大学からのお知らせを見逃さないようにして、登録期間内に履修登録をしましょう。
万が一履修登録を忘れて次年度の履修科目数が増えたのなら興味のない科目は課題代行サービスを利用して効率的に単位を取得するのがおすすめです。
はじめての利用に不安を覚える人は以下の記事を読んでみてください。
>> 課題代行サービスとは?初めての利用におすすめの法人代行業者を厳選して紹介